ポスターのデザインコンセプトについて
今年のテーマは宝探し/Treasure Hunt です。
映画祭は自分の中に眠っている宝物を探すヒントを得る体験になるのではと考えました。
何か特定の宝物のイメージを作るのではなく、ポスターを見る人自身や奈良の風景がポスターに映り込み、それ自身がポスターのビジュアルになることで、より本質的な宝物のイメージを表現できるのではと考えました。
奈良は長い歴史があり神社仏閣も多く、ここでは、目には見えないけれど、何かを感じる神秘的な空気、神様のような存在を感じられる場です。
この点からも神社の御神体である鏡をモチーフとして発想いたしました。
また人材を発掘する(若手作家の育成というNIFFのメインテーマ)という意味で、ポスターを見ているあなたが次世代の映画界の宝物になりえるというメッセージも込めています。
そして神社仏閣の朱色を、奈良で行われる国際映画祭に相応しい“色”として選びました。