Grand Voyage with Africa
グランボヤージュ ウィズ アフリカ
『できる女』 SHE IS ABLE

菊一文珠四郎包永は750年以上にわたり優れた職人技を家業として代々伝えてきた。この9分間のドキュメンタリーは、同社初の女性社長の物語である。

ワールドプレミア
  • 監督:マヨワ・バカレ
  • ナイジェリア・日本
  • 2022
  • 9分
  • カラー
  • -
  • 英語・日本語
  • -

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予告編
監督
私の使命は、女性の物語を撮影し、生活を通してそのプロセスを映し出して紹介しつつ、本ドキュメンタリーを見る機会のある人たちを鼓舞することである。来日当初、日本人は思わずなんて控えめなのかと思わずにはいられなかった。とてつもなく勤勉にもかかわらず、自分の仕事のことや成果について口にしているのを聞いたことがない。こちらから聞かなければならない。プロジェクトを開始する頃、一つの目的を持って休むことなく熱心に働く日本女性についての映画を作ることにした。働きつつ自らの物語を描き、気付かぬうちに歴史に足跡を残す。一生懸命働くということは日本の女性にとってはごく当たり前のことなのかもしれないが、母国のナイジェリアでは、懸命に働く女性はすべて女の子にとって希望の象徴である。
マヨワ・バカレ

ナイジェリア人映像作家。パフォーミングアーツ、メディアアートでディプロマを取得後、記録係として社会人生活を始め、その後助監督に。2018年、長編映画「Oga Bolaji」をプロデュースし、リアルタイム映画祭、ニューヨークアフリカ映画祭、ノリウッドウィーク(パリ)、ザンジバル国際映画祭等、世界中の名だたる映画祭で上映。 大ヒット映画や「KING OF BOYS」「NAMASTE WAHALA」、「OLOTURE」、MTVの「SHUGA NAIJA」、NETFLIXオリジナルの「BLOOD SISTERS」等のテレビ番組制作で記録係、助監督として10回以上クレジットされている。

なら国際映画祭サポーターによるおすすめのポイント

伝統工芸、家業の継承、家族の形、誰にも思い当たる様々な課題がこの作品に込められています。その中には女性、日本社会の問題も。主人公の女性社長が意外な語り口で自身の半生を語るのがとても興味深い作品です。

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