写真家志望の女・遠藤日和は、雨宿りに忍び込んだ店で、ピエロのような化粧をした男・雨森と出会う。思わず撮った雨森の写真がSNSでバズったことから、日和は不純な動機で雨森に近づく。「世界は笑顔で溢れるべき」と、街で風船を配る雨森に、日和はいつの間にか恋心を抱くが、事態は思わぬ方向へ転がっていく。人を好きになるってこと真摯に描くブラックコメディドラマ。
出演:古川琴音、廣末哲万、大下美歩、新恵みどり、若林拓也|脚本:髙橋泉|音楽:平本正宏|撮影:彦坂みさき|照明:金子秀樹|録音:皆川慶介|美術:泉佳央里|衣裳:石原徳子|ヘアメイク:南辻光宏|助監督:菊地健雄|プロデューサー:齋藤寛朗|企画:群青いろ|制作:カズモ
1973 年11月 1日、埼玉県生まれ。脚本家・映画監督。2001 年より、廣末哲万氏とともに、映像ユニット「群青いろ」を結成。以降、自主制作で20 数本の映像作品を製作。その卓越した人物描写は国内外から広く評価されている。 代表作に、第26回ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞『ある朝スウプは』(2003年/脚本・監督)、ロッテルダム国際映画祭NETPAC賞受賞『14歳』(2006年/脚本)、第65回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品『ダリー・マルサン』(2014年/脚本・監督)がある。