なら国際映画祭

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ならシネマテーク3月上映『リトルガール』


“女の子”と認めてもらえない7歳のサシャと、子供の自由と幸せを守りたいと願う母。一つの家族の<ゆずれない闘い>を映した心震えるドキュメンタリー。

 

『リトル・ガール』

フランス北部、エーヌ県に住む少女・サシャ。出生時、彼女に割り当てられた性別は“男性”だったが、2歳を過ぎた頃から自分は女の子であると訴えてきた。しかし、学校へスカートを穿いて通うことは認められず、バレエ教室では男の子の衣装を着せられる。男子からは「女っぽい」と言われ、女子からは「男のくせに」と疎外され、社会はサシャを他の子どもと同じように扱わない……。

トランスジェンダーのアイデンティティは、肉体が成長する思春期ではなく幼少期で自覚されることについて取材を始めた監督は、サシャの母親カリーヌに出会った。長年、彼女は自分たちを救ってくれる人を探し続けて疲弊していたが、ある小児精神科医との出会いによって、それまでの不安や罪悪感から解き放たれる。そして、他の同じ年代の子どもと同様にサシャが送るべき幸せな子供時代を過ごせるよう、彼女の個性を受け入れさせるために学校や周囲へ働きかける。まだ幼く自分の身を守る術を持たないサシャに対するカリーヌと家族の献身、言葉少なに訴えるサシャ本人の真っ直ぐな瞳と強い意志が観る者の心を震わせる。

2020年 ベルリン国際映画祭 パノラマ部門 正式出品、 東京国際映画祭 ユース部門 正式出品、ヨーロッパ映画賞 ドキュメンタリー賞 ノミネート、 ヨーロッパ映画賞 音響賞 受賞、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭 ピープルズ・チョイス賞 受賞、シカゴ国際映画祭国際ドキュメンタリーコンペティション部門 シルバー・ヒューゴ賞 受賞、 インサイド・アウトLGBT映画祭 観客賞受賞 ほか

監督:セバスチャン・リフシッツ
2020年/カラー/フランス/フランス語/85分/原題:Petite fille/英題:Little Girl/ 字幕翻訳:橋本裕充/字幕協力:東京国際映画祭/後援:在日フランス大使館・アンスティチュ・フランセ日本/配給・宣伝:サンリスフィルム

© AGAT FILMS & CIE – ARTE France – Final Cut For real – 2020


【日時】
3/22(金)11:00/14:00/17:00/19:30
3/23(土) 11:00/14:00/17:00
3/24(日)11:00/14:00

【場所】
ホテル尾花 (奈良市高畑町1110)
※シネマテーク用の駐車場・駐輪場はございません。

*10月より割引額が変更しております。

【料金】
当日券 一般1,000円
奈良市民・奈良市内勤務・60歳以上・学生・*ハンディキャップ
(*の同伴の方一名様まで同額)割引として700円
上映30分前より当日券販売(先着順)

各回入替制

前売り券:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/028r7eh99ig31.html
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により日程、会場等の内容を予告なく変更する場合があります。ご来場の前に必ず公式サイトをご確認ください
https://nara-iff.jp/ 

後援:奈良市

 

 


主催:NPO法人なら国際映画祭
お問い合せ:なら国際映画祭事務局 info@nara-iff.jp