なら国際映画祭

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2017年9月の上映作品 みかんの丘


憎しみの連鎖を越えて、人間性にみちた、魂をゆさぶる力強い感動作
誰が僕のミカンを獲得するか”領地”争いだ

ジョージア(グルジア)のアブハジア自治共和国でみかん栽培をするエストニア人の集落。ジョージアとアブハジア間に紛争が勃発し、多くの人は帰国したが、イヴォとマルゴスは残っている。マルゴスはみかんの収穫が気になるからだが、みかんの木箱作りのイヴォは理由を語らない。ある日、彼らは戦闘で傷ついた二人の兵士を自宅で介抱することになる。ひとりはアブハジアを支援するチェチェン兵アハメド、もうひとりはジョージア兵ニカで敵同士だった。彼らは互いに同じ家に敵兵がいることを知り、殺意に燃えるが、イヴォが家の中では戦わせないというと、家主が力を持つコーカサスのしきたりに則り、兵士たちは約束する。数日後、アブハジアの小隊がやってきて‥・。

開催日時
9月 15日(金)10:00 / 14:00 / 19:00

9月 16日(土)★14:00 / ★18:00

9月 17日(日)11:00 / 15:00(荒天が予想されます。安全を考慮し、中止とさせていただきます。)

★児島 宏子さん 『みかんの丘』字幕監修

1972年に日ソ学院(現、東京ロシア語学院)本科卒業後、モスクワ大学ロシア語教師養成セミナーで研鑽を積む。映画、音楽分野ほかで通訳、翻訳、執筆と幅広く活躍。訳書に 『きりのなかのはりねずみ』(福音館書店)「チェブラーシカとなかまたち」《平凡社》「ドルチェーやさしく」《岩波書店》、『フラーニャと私』《徳間書店》、ペトロフ『春のめざめ』(スタジオジブリ出版部)ほか多数。著者に読書エッセイ集『チェーホフさん、ごめんなさい!』(未知谷)絵本『だれの くるま?』(こどものとも年少版 福音館書店)ほか。映画字幕に『ノルシュテイン作品集』、『チェブラーシカ』シリーズ他。日本絵本賞など受賞。

開催場所
奈良女子大学 講堂
奈良県奈良市北魚屋西町*会場にならシネマテーク専用駐車場はございません。
料金
入場料: 一般 1,000円

割 引: 奈良市民 500円

60歳以上 500円

学生 500円

ハンディキャップ 500円(同伴者1名様まで同額)

*各種証明書の提示が必要です。

 上映1時間前より当日券販売(先着順)

 各回入替制

*シネマテーク会員様・レッドカーペットクラブ会員様は会員証提示でどの作品を何度でも見放題

追記
2013年/エストニア・ジョージア/カラー/87分/日本語字幕付き
監督:ザザ・ウルシャゼ
原題:Mandarinebi
出演:レムビット・ウルフサク、エルモ・ニュガネン、ギオルギ・ナカシゼ、ミヘイル・メスヒ 他
配給:ハーク主催:なら国際映画祭実行委員会 後援:奈良県・奈良市・奈良市教育委員会・奈良女子大学
平成29年度 文化庁文化芸術創造活用プラットホーム事業・奈良県大芸術祭参加