さて、契約というか打ち合わせというか、
品川のレストランでお話をしてしると…
「今から“いのやん”くんで。」
と、直美氏。
え?
“いのやん”って、猪本さん?
カメラマンの猪本さん…?
俺の知ってる猪本さんだね。
くんの?
ここに?
なんで?
え?
今回の撮影監督が猪本さんなの?
マジで?
じゃあ…
俺はアレか、
猪本さんの前で演技をするってこと…?
だよね…?
えええええええ!?
マジでえええええ!?
ただでさえ緊張するっつーのに、
十年前から知っている、何度もお会いしている、
トウタリングとして何度も現場でお会いしている、
あの猪本さんに見(撮)られるのは…
えーっと…
そうこうしていると猪本さんが到着する。
どうも!
猪本さん!
お久しぶりです!
あ、どーもー。
ご挨拶するも、
案の定、
『なんでとうた君がここに居るの?』
みたいな感じがヒシヒシと…!
そりゃそうだ!
「今回の“誠人”役のとうた君。」
そんな河瀬直美プロデューサーの説明の間、
『いやーん!言わないでー!』
といった心境でございました。