Grand Voyage with Africa
グランボヤージュ ウィズ アフリカ
『サラバ』 SAARABA

Saarabaとはウォロフ語では「パラダイス」、日本語では「さようなら」を意味する。この作品はどこかからきた女の子の探求の物語。地上の楽園で私の居場所となる一角を探している。奈良の街でカメラを構え、自然、鹿、そして人々に問いかける。大阪在住8年になる同郷の女性、Sigaに出会う。通訳者として同行し、共に幸せとは何かを探し求める。

ワールドプレミア
  • 監督:アワ・モクタール・ゲイエ
  • セネガル・日本
  • 2022
  • 10分
  • カラー
  • -
  • フランス語・日本語
  • -

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予告編
監督
何年もの間、「幸せとは?」と自問自答して止まない。セネガルでは周囲の人は貧富を問わず満足しているようだが、私自身は戸惑い、とりわけ違和感を覚えている。「幸せとは」ということが頭から離れない。幸せなんて本当に存在するのだろうか、それとも幻想に過ぎないのだろうか。ボードレールが「spleen」という言葉で表したこの憂鬱という名の悪を供に、セネガルから日本であれ、行く先々で私は「幸せ」の意味を知りたいと思っている。
アワ・モクタール・ゲイエ

ガストン・ベルジェ大学(セネガル、サン・ルイ)卒。芸術文化の分野で修士号を取得後、フリーランスの脚本家、監督の道へ。「美」を追求する映画や好奇心という点で抜きん出ており、作品の中で新しい形の文化や芸術を生み出している。Fémis Summer University 2019(パリ)、FIDADOC 2014(モロッコ)、International Meetings of the Real Cinema 2014(セネガル)、Jump In workshops(仏、ポワティエ)などに参加。
学生時代の4本を含む7本の実績があり、ドキュメンタリーの手法を取り入れたものやフィクションがある。Singing of CrowsおよびJaar-Jaarはポワティエ国際映画学校フェスティバル、サン・ルイ国際ドキュメンタリー映画祭にて一般観客から好評を博した。

なら国際映画祭サポーターによるおすすめのポイント

映像詩。

子供の頃から空想が好きだった作者が日本でも美しい物語を紡ぎます。2週間の夢の世界を彷徨う主人公と一緒に、奈良で幸せを探す旅をしてみませんか?

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