NARA-wave
ナラウェイブ(学生映画部門)
【C3】 『ただいま』 Hometown Lullaby

長いこと大都会を彷徨っている直人は、いつも、苦しい少年時代に自分に温かく接してくれた友人のタクミのことを思い出していた。しかし、そのタクミもいつしか跡形もなく直人の生活から消え去ってしまった。それは直人が抱えている心のわだかまりとなった。
直人はタクミを探すために故郷に戻った。記憶の舞台となった場所で、記憶と現実は交錯し、すべてが美しい昔に戻っていくようであった。

ジャパンプレミア
  • 監督:劉波(リュウハ)
  • 日本
  • 2022
  • 48分
  • カラー
  • -
  • 日本語
  • 日英字幕

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上映時間・会場

9月22日(木)10:00~
エヴァンズ・キャッスルホール

9月23日(金祝)18:30~
エヴァンズ・キャッスルホール

※空席有りの場合、現地でのチケット購入も可能です
ゲストトーク

9月22日(木)10:00~
9月23日(金祝)18:30~
上映後~

オンライン上映

9月19日(月)0:00〜
9月24日(土)23:59迄

監督
時間は思い出を忘れさせる。向き合えない過去、手放せない人や感情について、我々は別れの方法を見つけなければならない。世の中を「彷徨って」いる私たちには、おそらくきっと、心の隅に一時の安らぎをもたらしてくれる思い出が眠っているはずだ。
劉波(リュウハ)

武蔵野美術大学

なら国際映画祭サポーターによるおすすめのポイント

誰しも心の隅に甘美で安堵な思い出が眠っている。監督の想いは劇映画に姿を変え、日々忘れていく過去を輝かせます。暗くストイックな映像。生き生きと思い出を描き出す長いワンカットは、他者の物語を、観客自身の思い出に変えてくれるようです。

審査員

映画監督

シン スウォン

1967年生まれ。初長編監督作品『虹 Passerby #3』(2010年)が第23回東京国際映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞。短編作品『Circle Line』(2012年)が第65回カンヌ国際映画祭、国際批評家週間にてCanal+ 賞を受賞。長編2作目作品『Pluto』『冥王星 Pluto』(2013年)は、第63回ベルリン国際映画祭、クリスタルベア特別賞に輝いた。彼女の6作品目となる『Hummage』『オマージュ』は、第34回東京国際映画祭でプレミア上映され、現在全州国際映画祭、トライベッカ映画祭、シドニー映画祭をはじめとする多くの映画祭で上映されている。

 

株式会社ONGAESHI Holdings代表取締役

村井満

リクルート(現リクルートホールディングス)の人事担当役員、㈱リクルートエージェント代表取締役社長、リクルート・グローバル・ファミリー香港法人社長・会長を経て、民間企業から初の起用となる公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)第5代チェアマンに就任。4期8年にわたる任期を終え、現在名誉会員。

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