セバスティアンとパストーラは、エクアドル南部アマゾン熱帯雨林に住むシュアール族。かつて首狩り族として恐れられたシュアール族は、スペインによる植民地化後も武力征服されたことがない民族として知られる。口噛み酒を飲み交わしながら日々森に分け入り、生活の糧を得る一方で、彼らはアヤワスカをはじめとする覚醒植物がもたらす「ヴィジョン」や、自ら発見した薬草によって、柔軟に世界を把握していく。変化し続ける森との関係の中で、自己の存在を新たに紡ぎだしながら。しかし、ある日彼らに試練が訪れる…
監督・撮影・録音・編集:太田光海|サウンドデザイン:マーティン・サロモンセン|カラーグレーディング:アリーヌ・ビズ|出演:セバスティアン・ツァマライン、パストーラ・タンチーマ|制作協力:マンチェスター大学グラナダ映像人類学センター