Okinawa Focus
沖縄特集
『海辺の生と死』 LIFE AND DEATH ON THE SHORE

共に添うて、生きたいと思っていたー。

昭和19年(1944年 )12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。固民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長朔中尉と出会う。 朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合い、互いに好意を抱合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれていく。やがて、トエは朔と逢瀬を重ねるようになる。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の逍品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆けるのだった…。

  • 監督:越川 道夫
  • 日本
  • 2017
  • 155分
  • カラー
  • DCP
  • 日本語
  • -

出演:満島ひかり、永山絢斗、井之脇悔、川瀬賜太、津嘉山正種|脚本・監督:越川道夫|原作:島尾ミホ「海辺の生と死」(中央文庫刊)島尾敏雄「島の果て」ほかより|脚本監修:梯久美子|参考文献:『狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社刊)|歌唱指導:朝崎郁恵|企画・製作:畠中鈴子|製作:株式会社ユマニテ|制作:スローラーナー|配給:フルモテルモ、スターサンズ

©2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ

このページをSNSでシェア

上映時間・会場

9月21日(水)13:00~
金鐘ホール

※ 空席有りの場合、現地でのチケット購入も可能です

監督
越川 道夫
なら国際映画祭サポーターによるおすすめのポイント
「『海辺の生と死』 LIFE AND DEATH ON THE SHORE」をチェックした人が他にもチェックした作品
特別招待作品
監督:河瀨 直美
「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、それだけを望んでいた。…だとすれば、…
ナラウェイブ(学生映画部門)
監督:田之上 裕美
高校生の石川華は、姉と母の3人暮らし。一見、家庭でも学校でも華は穏やかな学生生活を送っているようにみ…
グランボヤージュ ウィズ アフリカ
監督:梁 貴恵
どこにでもいる日本のエスニック・マイノリティーである監督のヤン。彼女の願いは、若い世代が「自分が何者…
ユース映画制作ワークショップ
監督:-
嘘の自己紹介から始まった、初対面の子供たちが、にわかにチームとなり、大人の口出しを一切許さない現場で…
その他の沖縄特集上映作品
監督:平良 いずみ
「おじぃ なぜ明るいの?」。疑問から始まった日記は、菜の花さんが自分の目で見て感じることを大切に、自…
監督:越川 道夫
ついてはいけないでしょうか たとえこの身がこわれても 取り乱したりいたしません
監督:河瀨 直美
沖縄本土復帰50年という節目に、山梨県北杜市にある清春芸術村の満開の桜の下で、琉球舞踊家の宮城茂雄さ…
監督:葛山 喜久
岡本太郎×沖縄 それは、ひとつの恋のようなものだった。 60年前の沖縄の姿を、その魂ごと封じ込めたよ…
監督:中江 裕司
都会の生活に疲れた奈々子の里帰り。いつもはのんびりしている故郷の島を揺り動かしたのはなんと祖母ナビィ…
監督:比嘉 賢多
僕とあなたを隔てるラインはどこにある? 当事者目線の切実さで、気づき、気づかせ、始めてゆこう