沖縄本土復帰50年という節目に、山梨県北杜市にある清春芸術村の満開の桜の下で、琉球舞踊家の宮城茂雄さんによる演舞と映画監督の河瀨直美さんの映像演出で彩られた幻想的な世界を記録した作品。
演目は女踊りの名曲「本貫花(ムトゥヌチバナ)」。
また今回のために新作琉歌に音と踊りを創作した「逢瀬みたび逢えたなら」を発表します。上映後は宮城茂雄さんと河瀬直美さんのトークショーがあります。琉球古典舞踊の女踊りを映像で見る時代の到来を感じさせる意欲的な取り組みについて、新しい表現の可能性のお話を展開します。
生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリー、フィクションの域を越えて、カンヌ映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。
代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』『朝が来る』など。最新作、東京2020オリンピック『SIDE:A』がカンヌ映画祭クラッシック部門選出。またCM演出、DJ、エッセイ、書など様々な表現活動を続ける。2010年に立ち上げた「なら国際映画祭」では、エグゼクティブディレクターとして後進の育成に力を入れ、プロデュースした作品は8作品にのぼる。2025年大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサー兼シニアアドバイザー、バスケットボール女子日本リーグ会長、ユネスコ親善大使を務め、フランス芸術文化勲章オフィシエを受勲。プライベートでは野菜やお米も作る一児の母。