Okinawa Focus
沖縄特集
『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(完全版)』 TARO OKAMOTO’S OKINAWA (COMPLETE VERSION)

日本を代表する芸術家、岡本太郎(1911-1996)は、1959年と1966年、「沖縄」に旅をした。
きっかけは、日本人としてのアイデンティティを探し求めて、日本再発見の旅に出たことだった。その旅の、いちばん最後にぶつかったのが「沖縄」であったのだ。彼の究めたかったものとは、日本人とは何か?自分自身とは何か?の答えを求めることだった。
60年以上も前の沖縄の旅で、太郎が捉えたものとは、素っ裸で生きる人々の‘痛切な生命のやさしさ‘だったという。
岡本太郎は、「沖縄とは、私にとって一つの恋のようなものだった」と言うほど、全身、全存在をこの対象にぶつけた。そして岡本太郎は、ある結論を導き出す。
『沖縄の中にこそ、失われた日本がある』
『沖縄ではじめて、私は自分自身を再発見した』
岡本太郎は、自ら沖縄へ溶け込み、そして沖縄で自分自身と出逢ったのだ。それほどまでに恋した太郎の沖縄とは、一体何だったのか?
そして、「岡本太郎の沖縄」は、今の私たちに何を投げかけ、今の私たちとどうつながるのか?それを確かめるため、もう一度、復帰50年の今、太郎に導かれて沖縄を旅するドキュメンタリー映画である。
本作は、前作から取材を重ねながら更に数年かけて、再構成・再編集した「ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(完全版)」である。

  • 監督:葛山 喜久
  • 日本
  • 2022
  • 131分
  • カラー
  • -
  • 日本語
  • -

©2022シンプルモンク/岡本太郎の沖縄背策委員会

このページをSNSでシェア

上映時間・会場

9月22日(木)17:00~
金鐘ホール

9月23日(金祝)10:00~
金鐘ホール

※ 空席有りの場合、現地でのチケット購入も可能です

ゲストトーク

9月22日(木)17:00~
9月23日(金祝)10:00~
上映後~

予告編
監督
葛山 喜久

三重県出身。雑誌編集、専門紙新聞記者、大学職員などを経て、取材撮影・映像プロデュース、ドキュメンタリー映画監督。

主な作品:「His Holiness the Dalai Lama14th〜Power of Compassion~」「ダライ・ラマ法王沖縄訪問の記憶」など。

なら国際映画祭サポーターによるおすすめのポイント
「『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(完全版)』 TARO OKAMOTO’S OKINAWA (COMPLETE VERSION)」をチェックした人が他にもチェックした作品
ユース映画審査員
監督:ジェイミー・シスレイ
アメリカ・ウェストバージニアの田舎町を舞台に、悩んだりもがいたりしながら、明日へ向かって歩き続ける家…
インターナショナルコンペティション
監督:ファビアン・フェルナンデス
コロンビアの首都、パゴダのシェルターに住むカルロス。家族と過ごすため、クリスマスホリデーにシェルター…
ナラウェイブ(学生映画部門)
監督:ジン・ジャオ
家族と離れて外国で暮らす中年の中国人女性。結婚と文化の壁にはさまれ、もがく姿を描く。
インターナショナルコンペティション
監督:シアオユー・ニウ
夏休みに花魚池のほとりの祖母の家に帰省したイェジ。過去の記憶、思い出、夢と現実、それぞれの境界があい…
その他の沖縄特集上映作品
監督:河瀨 直美
沖縄本土復帰50年という節目に、山梨県北杜市にある清春芸術村の満開の桜の下で、琉球舞踊家の宮城茂雄さ…
監督:平良 いずみ
「おじぃ なぜ明るいの?」。疑問から始まった日記は、菜の花さんが自分の目で見て感じることを大切に、自…
監督:比嘉 賢多
僕とあなたを隔てるラインはどこにある? 当事者目線の切実さで、気づき、気づかせ、始めてゆこう
監督:中江 裕司
都会の生活に疲れた奈々子の里帰り。いつもはのんびりしている故郷の島を揺り動かしたのはなんと祖母ナビィ…
監督:葛山 喜久
岡本太郎×沖縄 それは、ひとつの恋のようなものだった。 60年前の沖縄の姿を、その魂ごと封じ込めたよ…
監督:越川 道夫
ついてはいけないでしょうか たとえこの身がこわれても 取り乱したりいたしません