川崎競輪場に近い酒店は、立飲み屋も兼ねている。古くからこの町で働き、競輪を楽しむ高齢者たち。これは、競輪の映画ではない。立飲み屋を中心に集う人々の貧困や声なき声を、固定カメラの視点で捉えた記録である。

監督：水野さやか
ジュネーブ芸術デザイン大学 / 41分 / カラー

上映情報

日時・会場

19（月/祝） 15：30 / 【B】ならまちセンター・多目的ホール
21（水） 11：00 / 【B】ならまちセンター・多目的ホール

チケット

【前売】1プログラム ￥1,000
【当日】1プログラム ￥1,300

監督プロフィール

水野さやか

私はスイスのジュネーブに生まれ育ちました。日本に住んだ事はありませんが、小さい頃から時々休暇を祖父母が居た川崎の宮前町で過ごしました。ジュネーブ芸術デザイン大学の卒業映画製作にあたり、祖父母の家の近くにある競輪場とそこに来る人達の行きつけの酒場で撮影する事にしました。
競輪選手とは対照的な、あまり日の当たる事のない川崎の労働者達の日常を感じ取っていただけたらと思います。