奈良を世界へ発信するべく企画された映画製作プロジェクト、NARAtive(ナラティブ)。
このプロジェクトの名前は、「NARA(奈良)」と英語の「narrative(物語性)」がかけ合わされたものです。
奈良らしさを映画におさめ語り継いでいく、そんな意味が込められています。
なら国際映画祭が、今後の活躍が期待される若手の映画監督を招き、奈良を舞台に映画を製作。
その活動を、日本の第一線で活躍する映画スタッフや、ロケ地の地域の人々が支えます。
地域を巻き込んでの映画づくりは、住民の地域に対する愛着と、他の地域から来た人々との新たなコミュニケーションを生み出します。
そして、そこから生まれた映画が国内外へ飛び出し、奈良の魅力を世界中の人々に届けます。
NARAtiveは、新しい才能を生み出し、新しい奈良の魅力を発信するプロジェクトです。
また、次回NARAtive制作権は、なら国際映画祭ゴールデンSHIKA賞受賞者に授与されるという
持続性のあるプロジェクトでもあります。
記念すべきNARAtive第一弾作品(NARAtive2010)は、中国の趙曄(チャオ・イェ)監督による『光男の栗』と、山﨑都世子監督による『びおん』の2作品。第二段(NARAtive2012)を手掛けるのは、ペドロ・ゴンザレス・ルビオ監督です。
NARAtive2012の制作権を渡されたのは、なら国際映画祭2010で最優秀賞を受賞した『海へ(ALAMAR)』の
ペドロ・ゴンサレス・ルビオ監督。ペドロ監督は2011年4月に来日し、奈良県十津川村で撮影を行いました。
自然豊かな十津川を舞台に紡がれる『神煙/Kami Kemuri』、乞うご期待です。
神煙/Kami Kemuri
監督・脚本・撮影・編集:ペドロ・ゴンサレス・ルビオ