インターナショナルコンペティション

INTERNATIONAL COMPETITION

キービジュアル

若手監督作品のみが集まるNIFFのメインプログラム

インターナショナルコンペティションは、
監督デビュー作、
及び2作目のみをセレクションした
若手監督にスポットライトを当てる
なら国際映画祭の
メインコンペティションプログラム。



今年は67か国からたくさんの作品が集まり、その中から厳選された8作品がラインナップ。
上映後には監督本人が参加し、
舞台挨拶とQ&Aを行い
監督自ら質問に答えます。
(舞台挨拶およびQ&Aは、
メイン会場〈ならまちセンター〉のみで
予定しています。)

映画界の第一線に立つ審査員メンバーから
送られる最高賞“ゴールデンSHIKA賞”、
観客の皆さまを含めた審査員による観客賞が
クロージングセレモニーで発表されます。
これらの受賞者は、
学生部門NARAwaveの受賞者と共に、
次回なら国際映画祭の映画製作プロジェクト
NARAtiveの企画案を出す権利が与えられます。

審査員

クリスティアン・ムンジウ

審査員長

クリスティアン・ムンジウ

1968年ルーマニア、ラシ生まれの映画監督。
彼の長編デビュー作品「Occident」は、2002年のカンヌ・監督週間にてプレミア上映され、ルーマニアで成功を収める。
長編2作目「4カ月、3週間と2日」(原題:4 Months, 3 Weeks and 2 Days )は、2007年カンヌ映画祭コンペティションにて、
最高賞のパルム・ドールを受賞。この作品は批評家から高い評価を受け、ヨーロッピアン・フィルム・アカデミーでの最優秀作品賞、
最優秀監督賞を含む、その他多数の国際的映画賞を獲得。
オムニバス作品「Tales from the Golden Age」の脚本、プロデューサー、コー・ダイレクターとして、
ムンジウは2009年カンヌ映画祭に再度参加。
さらに2012年のカンヌ映画祭では、
脚本と監督を手がけた「汚れなき祈り」(原題:Beyond the Hill )が脚本賞と女優賞のダブル受賞を果たす。
2013年のカンヌ映画祭ではスティーブン・スピルバーグが率いる審査員メンバーを務める。
彼の5作目である「エリザのために」(原題:Bacalaureat )は2016年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞。

ファトマ・アル・リマイヒ

審査員

ファトマ・アル・リマイヒ

カタール、ドーハ出身、在住。カタール大学にて英文学を専攻し卒業。
2014年にドーハ・フィルムインスティテュートのCEOに就任。カタールの映画文化促進に焦点を当てながら、責任者として同インスティテュートの存在を国際的に広めることに尽力。
また、未来のクリエータを育て世界の映画界にカタールの存在を広めることを目標に同インスティテュートが毎年行うクムラ映画祭、アジャル・ユース映画祭では、ディレクターとして映画祭を率いる。
2009年のインスティテュート創設以来、ジッフォーニ映画祭とパートナーを結び同映画祭のユース審査員モデルをアジャル・ユース映画祭に繋ぐなど、キーメンバーとしてローカルの人材育成やグローバルな連携を築くことに力を注ぐ。
バラエティ・インターナショナル紙にて、エンターテインメント産業を形作る最も影響力のあるビジネスリーダー500人の一人に選ばれる。
また、同紙の初代インターナショナル・ウーマンインパクト・レポート2018の50名の一人でもある彼女は4人の子供をもつ母。

俵万智

審査員

俵万智

歌人。1962年、大阪府生まれ。1985年、早稲田大学第一文学部卒業。1986年、作品「八月の朝」50首で第32回角川短歌賞を受賞。1987年、第一歌集『サラダ記念日』(河出書房新社)を刊行。同書で、翌年第32回現代歌人協会賞を受賞。2003年『愛する源氏物語』(文藝春秋)で第14回紫式部文学賞受賞。2006年『プーさんの鼻』(文藝春秋)で若山牧水賞受賞。主な歌集に『かぜのてのひら』『チョコレート革命』(ともに河出書房新社)『オレがマリオ』(文藝春秋)など。他、小説『トリアングル』、エッセイ『旅の人、島の人』(河出書房新社)、『ありがとうのかんづめ』(小学館)、絵本に『富士山うたごよみ』『かえるの竹取物語』(ともに福音館書店)など、著書多数。最新刊は『牧水の恋』(文藝春秋)。

プログラミング・アドバイザー

ルチアーノ・バリソネ

チーフ・プログラミングアドバイザー

ルチアーノ・バリソネ

フィルムクラブの主催運営、ジャーナリスト、映画評論家。1997年よりロカルノ、ベニス映画祭を含む数々の映画祭に貢献してきた。2002年にアルバインフィニティ国際映画祭(イタリア) を設立、2007年までアートディレクターとして尽力。また、ポポリ国際映画祭(イタリア) 、ヴィジョン・デュ・レールのアートディレクターも務める。カンヌ、プサン、ドバイ、アムステルダム映画祭を含む世界各地の映画祭に審査員として参加。

ジェイコブ・ウォン

アジア作品・プログラミングアドバイザー

ジェイコブ・ウォン

20年以上にわたり、キュレーターとして香港国際映画祭に貢献し続けるジェイコブ・ウォン。今年からはインダストリーオフィスのディレクターの役目も担う。また彼は、香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム(HAF)ディレクターを務める彼は、ベルリン国際映画祭の東アジア作品を担当。

上映情報

21日(金)-23日(日)

B
奈良市ならまちセンター 市民ホール
D
奈良国立博物館 講堂

上映作品

FACING THE WIND

FACING THE WIND

フェイシング ザ ウィンド

監督 : メリチェル・コレル・アパリシオ

製作国 スペイン・アルゼンチン・フランス / 製作年 2018 / 108分 / カラー / DCP / 日英字幕

A LITTLE WISDOM

A LITTLE WISDOM

ア リトル ウィズダム

監督 : ユーチー・カン

製作国 カナダ・ネパール・中国 / 製作年 2017 / 92分 / カラー / DCP / 日英字幕

THE TASTE OF RICE FLOWER

THE TASTE OF RICE FLOWER

ザ テイスト オブ ライスフラワー

監督 : ペンフェイ

製作国 中国 / 製作年 2017 / 95分 / カラー / DCP / 日英字幕

A HAUNTING HITCHHIKE

A HAUNTING HITCHHIKE

ア ハンティング ヒッチハイク

監督 : ヒジェ・チョン

製作国 韓国 / 製作年 2017 / 108分 / カラー / DCP / 日英字幕

HURRY SLOWLY

HURRY SLOWLY

ハリー スローリー

監督 : アンダース・エンブレム

製作国 ノルウェー / 製作年 2018 / 68分 / カラー / DCP / 日英字幕

STRAY

STRAY

ストレイ

監督 : ダスティン・フェネリー

製作国 ニュージーランド / 製作年 2018 / 104分 / カラー / DCP / 日本語字幕

FACING THE WIND

THE CHAOTIC LIFE OF NADA KADIĆ

ザ カオティックライフ オブ ナダ・カディッチ

監督 : マルタ・エルナイス・ピダル

製作国 メキシコ / 製作年 2018 / 85分 / カラー / DCP / 日英字幕

THE SNATCH THIEF

THE SNATCH THIEF

ザ スナッチ シィーフ

監督 : アグスティン・トスカーノ

製作国 アルゼンチン・ウルグアイ・フランス / 製作年 2018 / 95分 / カラー / DCP / 日英字幕

観客賞・ゴールデンSHIKA賞

ゴールデンSIKA賞 トロフィー製作者紹介

伝統工芸士 久保田昇治  久保田らんま店