NARAtive 2016

東の狼

ワールドプレミア
東の狼
舞台挨拶〈出演者 & プロデューサー〉※17土/プレミア上映後

かつて船乗りとして世界を旅したアキラは今、奈良県東吉野村で猟師会の会長を務めている。彼は100年以上前にこの地で絶滅したとされる幻のニホンオオカミに執着していた。独断でオオカミ捕獲に向け、猟師会の資金を使い込んだため会長職引退を宣告される。仕事も仲間も失ってしまったアキラは孤独の中で、船乗り時代に訪れた"キューバ"で恋に落ちた女性への想いや、オオカミへの想いを拗らせていた。彼の妄想は吉野の森のごとく果てしなく広がり、やがて「オオカミは東吉野の魂や」と、取り憑かれたようにニホンオオカミを求め森深くへと入り込んでいくのだった。

監督:カルロス・M・キンテラ
出演:藤 竜也、大西信満、小堀正博 ほか
日本・イギリス・スイス / 2016 / 90分 / カラー / HD
脚本:カルロス・M・キンテラ、アベル・アルコス / 撮影:山崎 裕
プロデューサー:河瀬直美

上映情報

日時・会場

17(土) 18:45 / 【E】春日野園地
21(水) 15:30 / 【A】ならまちセンター・市民ホール

チケット
【前売】1回券 ¥1,000
【当日】1回券 ¥1,300
※17(土)の上映にはオープニングセレモニー入場券(前売 ¥4,500円 / 当日 ¥5,000)が必要となります。

監督プロフィール

カルロス・M・キンテラ

カルロス・M・キンテラ

1984年生まれ。ハバナ出身。2009年、The Instituto Superior de Artes of La Habanaを卒業。卒業制作の短編が、カンヌ国際映画祭(2010)の短編部門にて上映される。脚本を手がけた『ISMAEL』は、第34回ラテンアメリカ国際映画祭にてCoral Prizeを受賞。初の長編『THE SWIMMING POOL』で、マイアミ国際映画祭2013・Best First Film(最優秀処女作)、マラケシュ国際映画祭2013・審査員特別賞など多数受賞。そして、なら国際映画祭2014コンペティションにて審査員特別賞を受賞し、NARAtive 2016制作権を得る。長編2作目『LA OBRA DEL SIGLO』は、ロッテルダム国際映画祭2015にてHivos Tiger Award(最優秀作品賞)を受賞。今回のNARAtive 2016が彼の最新作として、既に世界から注目を集めている。

NARAtive 2016