THE BEEKEEPER AND HIS SON養蜂家とその息子
出稼ぎに出ていたマオフは出身地である中国北部の田舎町に帰る。養蜂場を営む実家に、大きい営業、販売戦略を組み入れようとするマオフ。しかし父は代々受け継がれてきた養蜂を守ってほしいと思っている。年々老いを重ねる父、その上に近代化の進む環境にダメージをうける蜂たち。自分の体と価値観に追い風を感じ、そして息子が実際この伝統的な仕事に足を踏み入れるべきかどうかわからない複雑な思いを抱える父。父親の抑圧的な態度に締め付けられるマオフ。養蜂場の動物たちでさえ反応するこの親子の激しいやりとりは、予想外の笑いを誘う。
監督:ディエディエ・ウェン
スイス・カナダ / 2016 / 81分 / カラー / DCP / 日英字幕
上映情報
- 日時・会場
18(日) 13:20 / 【A】ならまちセンター・市民ホール(上映後Q&A)
21(水) 11:00 / 【B】文化会館・小ホール- チケット
- 【前売】1回券 ¥1,000
【当日】1回券 ¥1,300
監督プロフィール
ディエディエ・ウェン
中国、広東省育ちのウェンは現在カナダとスイスに住む。ニューヨーク州立大学バッファロー校にてドキュメンタリー制作の修士号を取得。アメリカの民族学分野の映画監督、サラ・エルダーの下、コミュニティーが映画製作に積極的に関わり、自分たちの声を表現する機会を作るプロジェクトについて学ぶ。これまで製作した短編ドキュメンタリーに『MOSUO SONG JOURNEY』(2007)、 『BUILD ON PAST FOR OUR FUTURE, MING DAY AND NIGHT』(2012)がある。『THE BEEKEEPER AND HIS SON』は初めて手掛けた長編作。ビジョン・ドュ・リール(スイスの国際映画祭)で賞を取る。