なら国際映画祭

  • JapaneseJP
  • EnglishEN

第9回なら国際映画祭2026のメインビジュアル決定!


今回のテーマ「CROSS」をイメージしたメインビジュアルです。

デザインコレクティブ「Flowplateaux」を主宰するアートディレクター・木村浩康氏が、
2024年開催の「第8回なら国際映画祭」に続き、
「第9回なら国際映画祭2026」のアートディレクションを担当いただきました。

「9th NARA International Film Festival」のテキストを際立たせながら、
「CROSS」の文字を情報としてではなく、
円形のビジュアルと呼応するアートワークとして配置しています。
特に「O」は円のモチーフと重なり合い、
文字と図形、意味と形態の境界を横断する存在として機能しています。




木村浩康
/ Flowplateaux
アートディレクター / Webデザイナー

デジタルからフィジカルまで領域を横断し、
新しいクリエイティブを開拓するデザインコレクティブ「Flowplateaux」主宰。
技術と表現の可能性を探求し、印刷物からデジタルメディアまで、
一貫した世界観と体験を構築する。東京造形大学非常勤講師。

<コメント>
2024年のテーマ Dialogue with では、対話の重要性をグラフィックの基点とし、
2つのObjectが重なることで新たな模様が生まれるデザインシステムを構築しました。
2026年のテーマ CROSS では、その対話を一過性のものとして終わらせるのではなく、
世代と世代、日本と世界、文化と異文化など、より多層的な関係性へと拡張しています。

今年のグラフィックでは、2024年に設計した対話をベースにした構造を引き継ぎながら、
より多くのObjectが交差し、重なり合うことで、
多様なパターンが生まれていくシステムへと発展させました。

それは、奈良という土地から世界へ文化を発信し、
映画を通じて人や地域、時代をつないできた「なら国際映画祭」の姿勢とも重なります。
異なる背景や価値観が出会い、交差し、その先に新しい表現や関係性が立ち上がっていく。
今年のグラフィックでは、そうしたCROSSのあり方を、ひとつの固定されたシンボルではなく、
重なりによって変化し続ける視覚システムとして表現しています。
今年もまた、この映画祭から生まれる数多くの交差と出会いを楽しみにしています。


 

2年前のグラフィックは、
「Dialogue with(対話する)」をテーマに、
異なる視点や意見が交わることで新たな発見が生まれるという
映画祭の理念を表現したものです。


相反する二つの要素が重なり合うことで、
多様な「対話」のパターンを生み出す
デザインシステムとして展開されました。
同デザインは、アジアを代表する国際的デザインアワード
「DFA Award 2025」を受賞し、
デザインの面からも、奈良からアジア、
そして世界へと映画祭の存在を発信する機会となりました。