Youth Juror Program

Section

10代のユースたちが映画を審査するプログラム A Program for Teenagers to View Films as Jurors

「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」推薦の長編映画、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」推薦の短編映画を10代のユースたちが審査。クロージングセレモニーで彼ら“ユース審査員”が選んだ最優秀作品を発表します。“観る”という角度から映画に関わる機会をつくります。

Lineup

Berlinale Spotlight-Generation

オフィシャルパートナー「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」が推薦する5作品を上映。ユース世代が自分たちと同じ10代の心情を描く芸術性の高い作品に触れ、審査を通して、映画を表現方法の1つとして認識すること、意見や感想をグループで交換し、自己表現する機会になることを目指しています。

  • 長編
    部門
  • Full-Length
    Category

ロス・ロボス The Wolves

マックスと彼の幼い弟は、母と一緒にメキシコからアメリカに移住する。母が仕事の間、時間を持て余す2人。ある日、外で遊ぶ子どもたちを見たマックスは外出禁止の約束を破りアパートの外へ。生活のために祖国を離れ、たくましく生きる多くのアメリカ移民。彼らの触れ合いを子どもの視線で描く。

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ジャパンプレミア

コクーン Cocoon

毛虫を育てるのが好きな、内気な14歳のノラ。マイペースで1人を好むノラは、女友達や男子と楽しそうにはしゃぐ姉を見ながら、なんとなく自分にはしっくりこない感覚を覚えている。ある時、新しくクラスに現れたロミーとの出会いを通して、ノラは新しい自分と自分らしさを発見していく。

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ジャパンプレミア

地球はオレンジのように青い The Earth is Blue as an Orange

戦争下のウクライナに住むアナと4人の家族。撮影監督を夢見る長女・ミラが、戦火の中を生きる自らの家族を撮影する姿を追うドキュメンタリー作品。ミラと本作監督の2つのドキュメンタリーが融合する。戦車が走る外の世界とアナの家で営まれる家族の温もりが、戦争の無意味さを一層物語る。

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ジャパンプレミア

風の電話 Voices in the Wind

17歳のハルは東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母・広子の家に身を寄せている。ある日、広子が倒れ不安に駆られたハルは、故郷の大槌町へ向う。旅の道中に出会った元原発作業員とともに旅を続けるハル。「家族ともう一度、話したい」。その想いを胸にハルは<風の電話>へと歩みを進める。

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私の名前はバグダッド My Name is Baghdad

サンパウロの労働階級地区に住む17歳のバグダッドは個性を大切にする女性に囲まれて育つ。いつも男子のスケーター仲間とつるんでいたが、初めて同年代の女子スケーター仲間ができることで、新たな視野が開いていく。自分らしさを大切にすること、差別への「NO」を前向きに清々しく描く。

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ジャパンプレミア

SSFF & ASIA Selection

アジア発の新しい映像文化の発信と、新進若手映像作家の育成を目的とする、米国アカデミー公認「ショートショートフィルムフェスティバル &アジア」が推薦する5作品を上映。審査を通して、ユース世代の感受性や協調性を育み、未来の映像文化を支える担い手の育成を目指します。

※5本立ての上映になります。

  • 短編
    部門
  • Short Film
    Category

サミラ Samira

通訳のヤノッシュはハンブルグ港で警察のおとり捜査に呼び出される。現場では若いアフリカ人の女性がコンテナ船の中に立てこもり、自殺をすると迫っていた。彼女を船外に追い出すため、ヤノッシュは彼女を助けると約束する。しかしその約束が思いも寄らない結果をもたらすことになる…。

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お静かに Silence Please

地味な家庭で育ったダニは、母親と脳性小児まひを抱えたハビエルと暮らしている。ダニは仕事をしながらもハビエルの世話を任せられる。ハビエルは介助人に付き添われながら図書館でインターンをしているが、ダニの仕事中にかかってきた母親からの電話をきっかけに、家族の1日のリズムが崩れ始める。

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種子 Seed

どうすべきかを悩みながらも、「わが子の最後の記憶を感じたい」と、夫婦は車を走らせる。不安を胸にたどり着いたその家には、母親と男の子が2人で暮らしていた。そして夫婦は、男の子が生まれてすぐに父親が家を出たことを知る。男の子に出会うことができた夫婦の胸に去来する想いとは。

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シュガー&スパイス Sugar & Spice

ミャンマー中部の乾燥地帯で、監督が自ら両親の生活風景を記録した作品。新聞を読む習慣のある父は、高いヤシの木に登り、油をとる。母は文字や計り、時計が読めないが、パームシュガーを使った地元のお菓子をつくり、生活の足しにする。そんな彼らの暮らし方には、愛すべきものがある。

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サイレント・チャイルド The Silent Child

ろうあ者の少女・リビーの家族は、自分たちの“壊れた”子どもが現実世界で生きていけるよう、その場しのぎの解決方法を探していた。しかし聴覚障害専門の社会福祉士を雇ったことにより、問題はリビー以外にあることが明らかになっていく。2018年、第90回「アカデミー賞」短編実写映画賞受賞作品。

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