FLASH

COMMENT

サラエボからザグレブまで行く長距離列車の車窓から見える異国の景色を見ながら、なぜか懐かしい気持ちになり、ふと、じぶんの思い出せる限り一番はじめの記憶はなんだろうという疑問が湧きました。
原初の記憶は共有されえるのか、集団的な記憶は存在するのか、思い出せるようで思い出すことのできない始まりの記憶を巡りたい、その先にいる大事な何か（誰か）を見つめてみたい、という思いからこの作品を制作しました。

STAFF

監督 : 小田 香/ Kaori Oda
製作国 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、日本 / 製作年 2015 / 25分 / カラー

DIRECTOR

小田 香/ Kaori Oda

ホリンズ大学(米国)教養学部映画コースを修了後、2011年プリフェスタ、NARAwave『ノイズが言うには』で観客賞を受賞。その後2013年、映画監督タル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factory (映画制作博士課程)に第1期生として招聘され、2016年に修了。『鉱 ARAGANE』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2017・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。