なら国際映画祭

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3.11 A Sense of Home Films を改めて公開


年が明けて間をおかずに広まったこのパンデミックのもと、私たちは経験したことのない状況に身を置いています。

自粛が続き、今までそこにあった当たり前が一変し、心に影を落としましたが、それと同時にこのウィルスは、私たち人間の繋がりの深さ も気づかせてくれました。

YouTube、Facebook、 Instagram でそれぞれの自宅から想いを寄せる人たちへ、感謝したい人たちへ、励ましたい人たちへ想いを繋げる姿は心を満たし、私たちは一人ではないのだと感じさせてくれます。

今回そのような思いを抱いた、なら国際映画祭の呼びかけにより、トレハンジェクト第一弾と、3.11 A Sense of Home Films を6/5よりネット公開する運びとなりました。

3.11 A Sense of Home Films とは

2011 年の東日本大震災を受けてなら国際映画祭が各国の映画監督に呼びかけ、全世界から、「みつばちのささやき」のビクトル・ エリセ、「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノなど、名だたるアーティストの作品が集結。1本、3 分 11 秒ずつ 21 名の作品を繋いで一本の作品としたものです。
9年前に作られた3.11 A Sense of Home Films をなら国際映画祭のホームページ上で改めて公開することにより、映画とい う愛に魅せられた同じ仲間同士が、コロナウイルスの試練を乗り越え、世界が再び繋がれるようとの思いから、今回の公開に至りまし た。

3.11 A Sense of Home Films ご参加のアーティスト(21 名)

1:ビクトル・エリセ(監督:『ミツバチのささやき』『エル・スール』『マルメロの陽光』)
2:アピチャットポン・ウィーラセータクン(監督『ブンミおじさんの森』)
3:ジャ・ジャンク-(監督:『罪の手ざわり』『山河ノスタルジア』『帰れない二人』)
4:桃井かおり(女優/監督『火 Hee』『ヘルタースケルター』)
5:レスリー・キー(写真家:写真集「COLORS OF HOPE」)
6:イサキ・ラクエスタ(監督:『Entre dos aguas』『La propera pell』)
7:ポン・ジュノ(監督:『パラサイト 半地下の家族』『母なる証明』)
8:チャオ・イエ(監督:『ジャライノール』)
9:山崎 都世子(監督:『桃まつり presents kiss! 壱の kiss!「たまゆら」』)
10:ペドロ・ゴンザレス・ルビオ(監督:『祈-inori』)
11:アリエル・ロッター(監督:『Sólo por hoy』)
12:ナジブ・ラザク(監督:『Glass Enclosure: Tokyo Invisible』)
13:ウィスット・ポンニミット(漫画家:「ヒーシーイット」)
14:ソー・ヨン・キム(監督:『ラブソングに乾杯』)
15:ジョナス・メカス(監督:『ウォールデン』)
16:西中 拓史(監督:『APE』)
17:百々 俊二(写真家:写真集「千年楽土」「大阪」)
18:パティ・スミス(ミュージシャン:アルバム「ホーセス」「ドリーム・オブ・ライフ」)
19:カトリーヌ・カドウ(監督:『黒澤 その道』)
20:想田 和弘(監督:『精神 0』『選挙』『選挙2」)
21:河瀬 直美(監督『萌の朱雀」『殯の森」『あん」

3.11 A Sense of Home Films